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活動報告

卒業生の活躍(1期生 坂口さん)


未来共生プログラムの卒業生である坂口恵莉さん(1期生)から近況報告です。坂口さんは未来共生プログラムに1期生として加わり、原発事故被害・被災と制度の関わりについての研究や、その他にも様々な活動をされてきました。このたび、近況の報告をお願いしたところ快く引き受けてくださいました。以下、坂口さんからです。

卒業後の近況報告

[写真1]「スミセイ 女性研究者奨励賞」報告書冊子
[写真2]一呼吸。

1期生の坂口恵莉です。2013年度から未来共生プログラムの履修生となり長期履修を経て昨年、同プログラムを修了しました。 現在は、子どもとの日々を営みながら、社会調査科目の授業を担当させて頂きつつ、学位論文の作成に取り組んでいます。また、2020年からはソーシャルワーカーの養成通信課程での勉強も始めています。

住友生命という保険会社をご存知かと思いますが、昨年、住友生命の社会貢献事業の1つ「女性研究者支援」部門へ研究助成の応募をしました。大変ありがたいことに採用、2021年から2年間の研究助成をいただけることになりました。本奨励賞受賞は「暮らしも研究もどちらも力一杯やりなさい」と背中を押してくれるプレゼントでした。

頂いたお題「未来共生プログラムで学んだことで役立ったこと」について振り返ります。直接の回答にはなりませんが、プログラムでの学びは修了後の日々において、今までわかった「つもり」になっていたことの多さに気がつき、「自分は何もわかっていない」と認め換えていく時間と作業に結びついている気がしています。

在籍中から今日にいたるライフステージ転向、生活者としての新しい立場で日々を生きた末、皮肉にも、大学院で学び深め頭でわかった「つもり」になっていたことの多さを、恥ずかしながら知りました。さらには、知識や正論だけで人は助からない。それどころか正論はときに命を静かに見捨てることもあると垣間見た気がしています。

様々な葛藤が沸き起こる中「もう研究は辞めて暮らしに専念しようか」との想いに駆らることも度々ありました。それでもいま研究活動を続けているのは、自分の始めた研究と、自分が生きながら学んだことのコア要素間に、多くのそして強い重なりを見出したこと。その重なり合う領域は「福祉」とも呼べる領域であり、そこへ携わることに覚えたパッションが大きいように思います。

「課題・問題」として見えたり、言われる社会の仕組みがありますが、ではその指摘の真反対にある世界はどうやったら現実に創ることができるのか。夢物語のようですが、社会創りのプレーヤーとして力をつけながら、そこへのコミットを続ける所存です。と大きく展望を述べつつ第一歩目の目標は、学位論文の作成提出です。1つ1つどれもチャレンジグですが、諦めずコツコツ精進して参ります。

(2021年5月31日, 坂口)

 
 
 
 
 

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