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活動報告

公共サービス・ラーニング:吹田市文化会館


未来共生プログラムでは1年次の後期に「公共サービス・ラーニング」という授業科目があります。公共サービス・ラーニングでは履修生が学校、病院、自治体などの現場で実践家の人々とともに実際に様々な活動に従事して、多文化共生社会における実践的な能力を学ぶことを目的としています。2020年度の公共サービス・ラーニングも無事に終わりに近づき、みなさん、いろいろな学びがあったようです。吹田市文化会館で活動した曽莉茹さん(人間科学研究科・博士前期課程1年)からの報告をご紹介します。受け入れ先でお世話になったみなさま、ありがとうございました。

人が楽しめる共生の場:吹田市文化会館

[写真1]メイシアター外観

1985年、吹田市に新しい文化会館が建てられました。愛称はメイシアターです。館内に3つのホールがあって、コンサート、演劇など様々な活動で用いられます。しかし、2018年の大阪府北部地震により、大ホールの天井が被害を受けました。2019年から施設の復旧のため大規模な改修工事がなされ、2020年9月に再開されました。メイシアターを管理しているのは公益財団法人吹田市文化振興事業団です。その目的はメイシアターの効率的な管理運営を行い、あわせて芸術性の高い自主文化事業を行うことによって、市民の皆様の文化活動の振興を図り、個性豊かな地域文化の創造に寄与することです。事業団は事業課、総務課、舞台管理課がありますが、私が今回、インターンとして関わらせて頂いたのは事業課です。

メイシアターでは9つの公益目的事業を展開しています。私が参加する活動はほぼ市民参加型事業に属しています。たとえば、初めのリニューアル・バックステージツアーや最近のファミリーミュージカル2020などの活動です。私の主な仕事は活動の準備、受付と見学です。全ての活動の中で、最も印象に残っているのは「すいたティーンズクラシックフェスティバル」です。このフェスティバルは青少年の文化活動を支援するために行われています。2020年は11年目ですが、コロナ禍によりこれまでのようには開催できませんでした。コンクールは元通りに行われましたが、授賞式や優勝者のためのフレッシュコンサートがなくなりました。より多くの人が青少年たちの音楽を聴くという目的も制限を受けました。最も残念なのはプラスコーナーがキャンセルになったことだと思っています。以前は2つの中学校の吹奏楽部が一緒に演奏していたそうですが、コロナを配慮して参加人数が制限されました。しかし、より多い生徒が参加できるため、参加学校の数を増やし、参加したい人が出られるような工夫もなされていました。山田中学校でのクラシックには私も2回参加しました。学校、プロとメイシアターの方々の努力を見て、生徒たちの笑顔と成長に感動して、本番でもぜひ参加したいと思っていたのですが、残念ながら、これも実現できませんでした。

[写真2]大ホールの舞台

何も知らないままにインターンシップに参加しましたが、様々なことを感じました。たとえば、興味と仕事は両立できるかどうか、研究活動の中で現場の方々とどのように信頼関係を築くか、そういうことを考えていました。そして、メイシアターの運営から活動まで、あらゆる面でたくさんの人が協調し行動をしています。メイシアターは芸術事業の発展を促進し、来ている人が楽しめるところだけではなく、人と人がつなげる場でもあります。最後に、コロナの影響によって、活動がキャンセルになったりする場面もありましたが、メイシアターでお世話になった皆様に感謝申し上げます。

(2021年1月30日, 曽)

 
 
 
 
 

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