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活動報告

公共サービス・ラーニング:タウンスペースWAKWAK


未来共生プログラムでは1年次の後期に「公共サービス・ラーニング」という授業科目があります。公共サービス・ラーニングでは履修生が学校、病院、自治体などの現場で実践家の人々とともに実際に様々な活動に従事して、多文化共生社会における実践的な能力を学ぶことを目的としています。7期生の公共サービス・ラーニングも無事に終わり、みなさん、いろいろな学びがあったようです。一般社団法人タウンスペースWAKWAKで活動した大川ヘナンさん(人間科学研究科・博士前期課程1年)からの報告をご紹介します。受け入れ先でお世話になったみなさま、ありがとうございました。

ひとりぼっちのいない町づくり

[写真1]タウンスペースWAKWAK事務所
[写真2]WAKWAKのメンバー一同

私は公共サービスラーニングで高槻市にある一般社団法人のタウンスペースWAKWAKへインターンしています。WAKWAKでは高槻富田地域を中心に社会的しんどさを抱える人々の支援やサポートを行っています。活動は多岐に渡っており、それは子ども食堂や学習支援、または地域の方々を取り組んでの地域再生事業であったりします。WAKWAKの活動を支えているメンバーも地域の方々が中心となっており、地域が必要としている、地域に根ざした支援を提供しています。

今回、私はWAKWAKで行われている「地域再生事業」でお手伝いをさせて頂きました。その内容は一昨年の大阪北部地震によって地域の公営住宅が崩壊の危機にあると判断された。そのことを受けて行政は地域の再開発を掲げ、多様な人々が住めるインクルーシブな街づくりを発表しました。WAKWAKはその発表を受けて様々な層の人々の声を集める取り組みを始めました。その内容とはお年寄り・子ども・若者・子育て層・障害者・外国人の「こんな街に住みたい!」という声を集めることです。その取り組みにおいて私は外国人の声を集めるお手伝いをしました。アンケートを作成し、合計50名、14国籍の在日外国人に「どのような街が住みたい街」かを集めました。その結果多くの寄せられた回答は「地域の人ともっと関わりたい」「地域のお祭りに参加したい」「災害の際に助けて欲しい」という日本へ定住を考えている外国人たちの生の声を集めることができました。この結果と他の層の声を合わせて2月22日に行われる子ども食堂で行政に提案書として提出する予定です。

今回の活動で私は初めてNPOの活動を間近で見ることができました。そこでわかったことは団体(活動)を継続させるためには本当の多くの努力が必要となることです。WAKWAKの活動は地域に根ざした取り組みが多く、中には「行政の仕事じゃないの」と思ってしまう取り組みをしている。しかし、このような活動を継続的に続けるためには団体の運転資金が必要であり、その運転資金の獲得だけでなく、一箇所に依存しない資金集めが必要であることを直に感じました。そして、今後将来的に活動を持続させるためには主幹メンバーの確保や育成もまた重要です。今回のインターンで地域に根ざした活動の重要さと大切さに気づくことができましたが、同時に活動を持続させるための労力や大変さも知ることができて、今後の自分研究においてもより現場に目線を添えたインプリケーションが提示できるようにしていきたいと思いました。

(2020年2月16日, 大川)

 
 
 
 
 

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