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活動報告

コミュニティ・ラーニング2019@岩手県野田村


7期生のコミュニティ・ラーニングのご報告です。未来共生プログラムでは1年次の8月にコミュニティ・ラーニングの授業で東北地方において東日本大震災の際に被災地となった地域に赴き、現地でフィールドワークを行います。今年で7年目です。2019年8月17日から25日に岩手県九戸郡野田村で活動を行いました。瀧尻和子さん(人間科学研究科・博士前期課程1年)からの報告です。

コミュニティ・ラーニング2019@岩手県野田村

[写真1]東日本大震災津波記念碑
[写真2]成果報告会の様子

今年も、未来共生プログラムの開講授業「コミュニティ・ラーニング」が、岩手県の野田村で行われました。今年は9名の学生が参加し、8月17日から25日までの9日間、野田村でフィールドワークを行いました。その間、私たちは、久慈市観光物産協会の専務理事をされてる貫牛利一さんのご自宅隣にある、大阪大学野田村サテライトで生活し、食事は地元の方々から頂いたたくさん地元の野菜や海産物を料理して食べました。まさに、五感を使って野田村を体験した9日間だったと言えます。

フィールドワークは3つのグループに分かれて行いました。今年は例年と違って、3つのグループが異なるテーマに沿って、グループごとにフィールドワークを行いました。テーマは、「観光」「トレイル」「伝承」の3つです。それぞれ、野田村の観光をどう盛り上げていくか、野田村を通るトレイルをどう活用していくか、野田村の文化や震災の記憶をどう伝承していくかを考えました。一方で、コミュニティ・ラーニング全体のテーマを、「野田村の復興にあたって」と定め、それぞれ個別のテーマを持ちつつも、全てのグループが、野田村の復興を大きな目的として、フィールドワークで得たものを基に、様々な提案をしました。活動の最後には、成果報告会を行い、役場の方々を中心に多くの人に集まって頂きました。そこでも、多くのフィードバックを頂き、実りのある時間となりました。

この9日間で、私たちは非常に豊かな時間を過ごすことができました。多くの出会いに恵まれて、その出会いを通して、様々な文化や人々の想いに触れることができました。全体テーマである「復興」に関しては、野田村でも大阪に返ってからも、「ハード面での復興を果たした今、復興とは何を意味するのだろうか」という問いを9人で考えてきました。その中で、私たちが出した一つの答えが、誇りこそが復興に繋がるのではないかということです。野田村での生活は、研究者として未熟な私たちにフィールドワークの基礎を丁寧に教えて下さった先生方や、生活面をサポートして下さった貫牛さん、何度もインタビューに快く応じて下さった地元の方々に支えられたものでした。私たちの活動を支えて下さった方々に、改めて御礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。

(2019年11月25日, 瀧尻)

 
 
 
 
 

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